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メーデー 新型コロナ収束後の労働者 「誰一人も取り残さない」ように

5月1日(メーデー)は全世界の労働者の祭典です。労働者が権利を要求するために行進や集会などを行い、団結の威力を示すチャンスですが、今年は新型コロナが労働者の権利確保に悪影響を与えています。え

ILO国際労働機関が今年初めに出した最新報告は2022年の労働市場回復予測を下方修正しました。この報告によりますと、2022年の世界の労働時間はコロナ禍以前の水準を約2%下回ると考えられます。これはフルタイム職換算で5,200万人分の仕事が失われたことに相当します。2022年の予測が引き下げられたのは、新型コロナウイルスのさらなる新しい変異株の仕事の世界に対する影響を反映しています。

世界の失業者数は2022年にも2億700万人と、高止まりが続くと予想されます。これはコロナ禍が始まる前の2019年より2,100万人増えています。しかし、失業数値だけでは危機の影響が十分に示されていません。それはコロナ禍開始以降に労働市場を去った人の数が数千万人に上るからです。

こういった人々はもはや就業していないにもかかわらず、失業者に算入されないことを意味します。2022年の非労働力化人口は世界全体で約4,000万人に達すると予想されます。

そのため、世界各国の政府は新型コロナ予防対策および経済回復を進めるとともに、労働者の社会福祉と仕事を確保しなければならないとしています。

ソース:VOV


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