芸術

マーク・ラポポート氏の集めたベトナム古物とベトナム民族文化

ベトナムの民族の文化の歴史があり、人文学としての価値が見いだされる。マーク・ラポポート氏はベトナム民族の古物を集める収集家の一人で、ハノイで知られた人物である。マーク氏のおかげで、ベトナムの54民族の古物はアメリカと世界の多くの国の博物館で紹介されている。

1969年、マーク・ラポポート氏はボランティアとして ベトナムに来た。当時、彼は医者で、ベトナムで起こったアメリカとの残酷な交戦を自分の目で見た。 
彼はベトナムの中部の少数民族の治療を目的とするボランティア医師として参加した。その時から、マーク氏はベトナム民族の伝統的な文化に興味を持ち、その民族の文化の古物を研究した。


1967年、はじめて、ベトナムに到着し、2001年ベトナムに再び来越し、ベトナムに永住することを決めた。


今、展示場はベトナム北部の山岳地方の少数民族の1000点の古物とタイグエン民族の数100点の道具が紹介されている。


ハノイ、ハンブン33番地にある展示室で紹介されている古物


マークさんが最も好きなものであるエデー民族の籐で作られた背負い籠


ベトナムの北部の山岳に住む民族の日常生活の道具。


それぞれの古物にはユニークな話と各民族の特徴が表れている。
 

2001年、マーク氏の家族は生活環境を変えたいと思い、引っ越し先の国を選択した。家族の人は全員ベトナムのハノイを選んだ。彼の妻と祖父と子供はこの街が大好きで、街の人は親切で道徳的です

今、マークさんは北部の山岳地方に住む少数民族の1000点の古物とタイグエン民族の100点の道具を収集している。ベトナム人の協力者と協力し、ハノイ、ハンブン通り33番地に54traditionsという展示室を開いた。

2002年、ベトナム民族博物館はマーク・ラポポート氏が集めた北部の少数民族の古物とタイグエン民族の道具を含むベトナムの230点の古物を紹介した。

マーク・ラポポート氏はベトナム民族博物館に200点の古物を寄与し、アメリカ、日本と多くの国で「ベトナムの Shaman芸術」と題された展示会を行った。
マーク・ラポポート氏が集めた物を紹介する54tradition博物館はベトナムの53の少数民族のベトナムで古物、製作品、芸術品を紹介する唯一なところである。それらは民族の手作業により作られ、時がたった今もその特別な特徴が残っている。集めた情報と資料からそれぞれの物品の裏にその説明が書かれている。

54tradition博物館はタイグエンの古物、部落の織物、ベトナムの水上劇の人形、シャーマンの道具などに分けた室がある。各古物の詳細は、文書で詳しく、説明されている。200種類の衣装、儀礼のための道具、絵、ベトナムの北部の山岳地方にいるシャーマンの道具を見ると、ザオ民族、ヌン民族、モン民族などの信教などについてより理解できる。

集めた古物の中、時の流れを感じさせられるシャーマン独特の服を紹介した。この数百年間伝えられた儀礼は混ぜ合わされることなく、時間が経っった今も、その特徴が残っている。マーク氏も「それぞれの古物はそれぞれの話を持ち、教育の要素も含まれ理解すればするほど面白いことが発見できる。


コレクションを紹介するコーナーの一つ


2階で紹介されるベトナムの水上劇人形の道具


タイグエンの民族の木で作られる仮面


2階で紹介されるベトナムの水上劇人形の道具


儀礼で使われる道具


マーク・ラポポート氏の収集品
 

マーク・ラポポート氏はベトナムに住んでいる外国人と交流会を行い、少数民族の文化について会談した。現地を旅行したい観光客に、彼とその協力者は具体的な情報を提供してくれる。

2018年、マーク・ラポポート氏はロバートさん、アリソンさん、ジェーン・ヒューズさんとともに、「ハノイに住む101の理由」という本を出版した。その本は外国人観光客に無料で配っている。ベトナムの「世界に面する窓」という本もマーク・ラポポート氏の編集によるものである。
マーク・ラポポート氏はニューヨークにあるメトロポリタン美術館、カリフォルニアのブルックリン美術館でベトナム人の少数民族の数100点の古物を紹介し、アメリカのハーバード大学、ボストン大学、イェール大学、ブラウン大学、ニュージャージー芸術センターに古物などを寄与した。

文:ビック・ヴァン
撮影:ヴィエット・クオン

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