ベトナムの生活

マヤファームスクール

マヤスクールはマヤ村(ハノイ市タック・タット郡)にあるバイリンガルの一貫教育を行うファームスクールです。マヤファームスクールを訪れると非常に興味深い体験ができます。なぜなら、あなたは緑の自然の中でのレッスンを見学し、ここの生徒たちが実際に知識をどのように応用するかを学ぶなど新しい発見の機会があるからです。

マヤ村-若者を教育する村
マヤスクールに来ると、まず学校が山の中腹の森の真ん中にあるということに惹かれました。学校の面積は10ヘクタール以上で、わらぶき屋根の教室があります。マヤスクールにはすべての子供はそれぞれ独自の個性があるという信念の下、各子供にとって最も適した成長ができる機会を提供し、個々の子供たちにとって最高の姿になるように教育活動を行います。カリキュラムは教育訓練省によって規定された科目の他に、天文学、植物学、生活向上実習などがあり非常に印象的です。

ハノイのタック・タット郡ドン・ザウ村の緑豊かな森の中にあるバイリンガルの一貫校マヤファームスクール。写真:資料

1120日、教師の日を祝福するために演奏するマヤスクールの生徒たち。
写真:資料

教師の指導による屋外サバイバルスキルトレーニングの時間。

写真:ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル

ベトナム教師の日の野外スポーツ大会。写真:資料

毎学期、マヤスクールの生徒は森、湖や小川でキャンプの日を過ごす。学生たちは行軍したり、テントを張ったり、学んだ知識を小川でのアクティビティや遊びに応用する。写真:資料

 

自然と調和したクラスに加えて、マヤスクールにはカーペントリー&オートメーションワークショップ、クラフトワークショップ、ハーブ&ファームワークショップ、アートワークショップ、ベーカリーワークショップなど様々な実践的ワークショップのシステムがあります。

マヤスクールは生徒がお気に入りのワークショップを「自由に選択」する機会を作り出すと同時に、社会的および経済的生活を深く体験し、人間の生活が生態系に与える影響を観察する機会を学生に提供します。

マヤスクールは学校であり、生徒の学習、発見、研究、生産、運動のための開かれた自然の屋根であり、子供の発達のための調和のとれた刺激的な教育環境です。

マヤスクール1日スタディツアー

ハノイの中心部からマヤスクールまでの通学時間は40分で、生徒は1日8時間、緑の自然に囲まれた整然とした静かな空間を楽しんでいます。

グエン・レー・チャン先生(小学部専門マネージャー)は「生徒たちは純粋で敬意を持って自分自身を表現することが許されています」と述べています。二人の子供がよく勉強し、自立した活動をしているため、この学校の教育環境に非常に満足しているそうです。

マヤスクールの生徒は午前中にアカデミッククラスに参加します。午後には実践的なワークショップで働いたり、学校でのサバイバル活動やアートクラブなどに参加したりします。

また専門家のインストラクターとアシスタントティーチャーによる専門的な実践ワークショップに加えて、キーボード、ミュージカル、読書クラブ、ニュースルームなどのアートクラブも組織しています。

 

生徒たちにケーキの作り方を教える教師。写真:ヴィエット・クオン/
ベトナムフォトジャーナル

クラフトワークショップで行われるリサイクル素材からの刺繡プロジェクト。
写真:ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル

中学校の化学の時間。写真:ドキュメンタリー/ベトナムフォトジャーナル

木工と自動化のワークショップでロボット製作プロジェクトの演習を行うグループ。写真:ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル

とても豊富なマヤスクールの音楽クラブ。写真:資料

アートワークショップでの練習時間。写真:ヴィエット・クオン/
ベトナムフォトジャーナル

生徒がキッチンスキルを学んで練習するマヤキッチン。
写真:ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル

 

マヤスクールの生徒はサッカー、バスケットボール、武道、水泳などのスポーツに加えて、必須のサバイバルスキルトレーニングプログラムに参加しています。プログラムには移動、食べ物、水、避難所などをテーマとしたサバイバルスイミングと野生でのサバイバルに関するレッスンが含まれています。

私たちは多くのクラスの生徒と経験を共有しました。木工と自動化のワークショップはロボット製造のクラスで、ロボットがよりスムーズに動作する技術を向上させるために、生徒はドー・ティエン先生に指導を受けていました。各グループではリサイクルされた材料からのロボット製作について熱心に取り組み、話し合っていました。

その隣には縫製-刺繡プロジェクトと学生の生地描画プロジェクトのクラフトワークショップがあります。生徒たちはワークショップの責任者であるダン・トゥー・チャン先生と、サンプル製品のランドリーバスケットを大量生産にするための準備・調整について話しあっていました。

ケーキワークショップは話したり、混ぜたり、揚げたり、無邪気に出来映えを楽しんだりする生徒で賑わっていました。金色のバターの香りがする美味しそうなクレープがとても魅力的でした。

 

マヤビレッジの午後はずっと、ワークショップの賑やかな音、ギター、歌、オペラのリハーサル、チャチャチャダンスの足音、武道クラブの力強い掛け声などが響き渡り、私たちは今まで見たこともないが非常に興味深く感じたこのスクールの授業に本当に唖然としてしまいました。

文:ビック・ヴァン

写真:ヴィエット・クオン、マヤ学校提供の資料

 



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