25日午後、ラオスの首都ビエンチャンにある首相府で、ラオスを国賓として訪問しているルオン・クオン国家主席は、ソーンサイ・シーパンドン首相と会見しました。
会見で両首脳は、今後の二国間協力について意見を交わし、経済・貿易・投資分野の協力をベトナム・ラオス関係の柱として位置づけ、今後数年で両国間の貿易額を50億ドルに引き上げることを目指すとともに、まず今年に10~15%の増加を達成する方針で一致しました。
そして、国防・安全保障分野の協力強化、テロ対策の連携、あらゆる形態の越境犯罪の防止・撲滅に向けた協力を継続することで合意しました。また、ラオスで犠牲になったベトナム人の志願兵や専門家の遺骨の捜索・収集・ベトナムへの送還に関する協力も継続していくことを確認しました。さらに、教育・人材育成、科学技術、保健医療、文化、国民交流など幅広い分野での協力をさらに推進していくことも強調しました。
ルオン・クオン主席は、ラオス側に対し、同国在住ベトナム人コミュニティが安定的に生活・就労できるよう引き続き支援し、法的地位の確立に向けた好条件を整えるよう要請しました。
また、地域および国際問題に関しても、両首脳は意見交換や協議をさらに強化し、共通の立場を築いていくことで一致しました。
(VOVWORLD)