ニュース

ベトナム、投資家の権利と利益の保護を確約

2日午後、ハノイの政府本部でファム・ミン・チン首相は欧州企業との円卓会議を開催しました。

会議の場でチン首相は、ベトナムの地政学的優位性を活かし、両者間にはさらなる投資拡大の余地があると指摘しました。すでにベトナムで事業展開している欧州企業に対し、事業の拡大継続とベトナムを重要な生産・投資拠点として位置づけるよう呼びかけました。これによりベトナムはグローバルサプライチェーンへの参画を深め、市場と製品の多様化を進められるとしています。

またチン首相は、ベトナム企業が欧州企業と共に成長できるよう支援を要請しました。デジタル経済、グリーン経済、循環型経済、金融・医療センターなどの分野における先進技術移転を伴う質の高い投資の強化も求めました。

そして、チン首相は、ベトナム政府は欧州企業の投資に好条件を整える用意があると表明しました。外国投資部門をベトナム経済の重要な構成要素として位置づけること、法に則った投資家の正当な権利と利益を保護すること、政治的安定と社会秩序の維持、政策の一貫性と制度の調和を図ることなどを約束しました。

さらにチン首相は「共に働き、共に享受し、共に発展する」精神で、企業・国家・国民間の相互理解を深め、持続可能な発展に向けたビジョンと行動を共有するよう呼びかけました。

一方、欧州企業の代表らはベトナムの投資環境が着実に改善され、世界的に魅力ある投資先になっていると評価しました。特に風力発電や太陽光発電などのエネルギー分野での投資継続への意欲を示しました。

(VOVWORLD) 


top