席上、ハリマ・ヤコブ大統領は、チン首相の今回のシンガポール公式訪問が、両国関係の力強い発展に貢献すると強調しました。また、ハリマ・ヤコブ大統領は、ベトナム･シンガポール工業団地の活動を高く評価するとともに、これが両国の協力関係の成功を示す証であると明らかにし、ベトナム政府がベトナムで活動しているシンガポールの企業に有利な環境をもたらしてきたことに感謝しました。

一方、チン首相は、シンガポールの企業に対し、グリーン、スマート、省エネなベトナム･シンガポール工業団地の開発を奨励するほか、地方にもベトナム･シンガポール工業団地の設置を検討していると明らかにしました。また、チン首相は、双方に対し、労働協力合意書の早期締結を求めました。

両指導者はさらに、政治、経済、安全保障、国防、教育、質の高い人材育成、草の根交流、観光、海事連携などの分野において協力を強化することで一致しました。

そして、双方は、ASEAN東南アジア諸国連合や、国連などの多国間フォーラムにおいて協力を強化するとともに、安定、団結、力強く発展するASEAN共同体の構築に向けて、今後も連携することで一致し、地域と国際、とりわけベトナム東部海域、いわゆる南シナ海に関する課題の解決におけるASEANの中核的な役割を活用することにも合意しました。

ソース：VOV