6日、ベトナム人民軍総参謀部の創設80周年記念式典が行われ、同組織に「人民武装勢力英雄」の称号が授与されました。
式典に出席したトー・ラム共産党書記長は、総参謀部の80年間の功績を高く評価し、「少数で多数を倒す」といった伝統的な軍事戦略を現代においても創造的に活用していると述べました。
書記長は「国を建設することは国を守ることと表裏一体である」との歴史的教訓を引用し、総参謀部に対してさまざまな指示を出しました。
「まず世界の最新軍事技術を取り入れ、ベトナムの軍事力をさらに向上させること。また、大国の戦略の変化やベトナム東部海域の情勢を注意深く分析し、早期に予測する能力を高めること。そして適切な提言を行って国際関係を良好に保ち、戦争や紛争を未然に防ぐこと。さらに、国民全体で国を守る体制を強化し、軍と国民が一体となった防衛システムを構築する必要があります」
またトー・ラム書記長は、全軍の戦闘準備態勢を厳格に維持し、領空・領海・国境に加えてサイバー空間の管理も強化するよう求めました。そして軍の近代化について、具体的で実現可能な計画に基づいて効果的に進めるよう指示しました。
(VOVWORLD)