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ベトナム経済 引き続き急速に回復

(VOVWORLD) - 29日午前、ハノイで、計画投資省傘下の統計総局は記者会見を開き、今年の第3四半期と、年初からの9か月間の社会経済開発に関する統計を発表しました。

これによりますと、第3四半期のGDP国内総生産の伸び率は13.67%、年初からの9か月間のGDPの伸び率は8.83%にのぼり、2011年以来の最高となっています。

記者会見で、統計総局価格統計局のグエン・トゥ・オアイン局長は、生産活動が成長の軌道に乗っており、マクロ経済が安定し、インフレも抑制されていると明らかにし、これは政府の社会経済回復開発政策が効果的に展開されていることの表われであると強調しました。オアイン女史は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは引き続き、世界各国の中でもインフレ率が低い国の一つで、現在のインフレ率は国会の目標を下回っています。これは、インフレ抑制とマクロ経済の安定を目指すベトナムの成功と言えます。これには、物価や税制、製品の供給源、企業と国民への補助などに関する政府の政策の貢献があります。CPI消費者物価指数を大きく左右する多くの商品やサービスの価格が厳格に管理されています。例えば、教育や医療サービスの価格が抑制され、また、燃料が高騰しているものの、電気代が上がらないようにしています。これは、インフレ率を4%以下にするという目標の実現に貢献しています」

統計総局によりますと、9月20日現在、ベトナムに登録済みの外国直接投資総額は約190億ドル、実施済みの外国直接投資総額は約155億ドルに上っており、この5年間の最高となっています。また、この9か月の輸出総額は2830億ドルに達し、前年同期と比べ17.3%増となっているとしています。


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