海底ケーブルの障害が長期化する中、VSTNの稼働は国家通信インフラにとって戦略的なバックアップとして機能し、通信の安定性、主体性、安全性を高めるものです。
4日午後、ハノイでベトナム郵便通信グループ(VNPT)は、ベトナムからシンガポールへと完全に陸上経由で直結する初の国際光ケーブル「VSTN」の運用を正式に開始しました。
総延長約3900キロメートルのVSTNケーブルは、ベトナム、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポールの5カ国を経由し、VNPTのダナン技術センターと域内の主要な国際データセンターを陸路で直接つないでいます。
海底ケーブルの障害が長期化する中、VSTNの稼働は国家通信インフラにとって戦略的なバックアップとして機能し、通信の安定性、主体性、安全性を高めるものです。さらに、ベトナムが受動的な立場から脱却し、国家の通信インフラを自らの手で構築・運用するという戦略的な一歩にもなります。
科学技術省・電気通信局のグエン・タン・チュン局長は次のように述べました。
(テープ)
「VSTN国際光ケーブルは、ベトナムの革新、積極的な統合、そしてデジタルインフラの自立を象徴するプロジェクトです。これは、科学技術やイノベーション、国家のデジタル変革における飛躍的発展を掲げる決議第57号の目標、すなわち、国内外を効果的につなぐ、近代的で統合的なデジタルインフラの構築を実現するための重要な基盤となります」
(VOVWORLD)