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ベトナム株式市場格上げ、英国で高い評価

国際的な格付け機関FTSE ラッセルが、ベトナムの株式市場をフロンティア市場から新興市場へ格上げすると発表したことについて、英国のメディアや学者から高い評価の声が上がっています。
英国の有力経済紙フィナンシャル・タイムズは、ベトナムが新興市場に格上げされたことを報じ、この決定により数十億ドル規模の投資がベトナム国内の株式市場に流入する可能性があると分析しています。同紙は、グローバルサプライチェーンの重要な拠点として存在感を高めているベトナムにとって、今回の格上げは非常にタイミングの良いものだと評価しました。
FTSEラッセルのグローバル・ポリシー責任者は、「この格上げはベトナムの資本市場にとって構造的にポジティブな動きで、より開かれた市場の実現や流動性の改善、機関投資家のより深い参加に向けたベトナムの取り組みを後押しするものだ」とコメントしています。
英国の外交シンクタンク、チャタムハウスの研究員ビル・ヘイトン氏は、この格上げをベトナムにとって非常に意義深いものだとし、国際経済の一員として認められるための重要な一歩だと述べました。
投資ファンドの専門家も、ベトナムが実質的な改革を進め、民間部門への注力やインフラ投資の拡大を通じて株式市場への信頼を着実に築いてきたことが今回の結果につながったと分析しています。

(VOVWORLD)


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