マン議長は、中国との友好協力関係の強化がベトナムの一貫した外交方針であり、最重要課題であると強調しました。特に、独立自主の姿勢を保ちつつ、平和的で多角的な外交を推進する中で、中国との関係を戦略的に重視していると述べました。

両国の立法機関の協力についても話し合われ、マン議長は法整備や社会主義法治国家の構築に関する経験交換の促進を提案しました。また、海洋問題に関しては、両国は既存の合意を尊重しつつ、国際法に従って平和的な解決策を模索する必要があると述べました。

一方、李強首相は、マン議長の提案に賛同し、両国の友好関係と包括的協力、そして、「中国・ベトナム未来共有コミュニティ」の構築を一層促進する意向を示しました。さらに、両国の指導者間の定期的な交流維持や、立法機関間の協力拡大、2025年に予定されている人文交流年の成功に向けた取り組みなど、具体的な提案を行いました。

会見の終わりに、マン議長は中国全国人民代表大会常務委員長の趙楽際氏にベトナム訪問を招請し、両国の議会間協力メカニズムの第1回会合の共同開催を提案しました。

(VOVWORLD)