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ベトナム国会 任期最後の会期開幕

ベトナムの国会は、20日午前、第15期の最後となる通常会期を開幕しました。会期は約40日間の予定で、開会式にはトー・ラム書記長やルオン・クオン国家主席らが出席しました。

今回の会期は、任期中最大となる66の議題を抱えています。49の法案のほか、来年度の予算案や国家財政計画などを審議します。法案の中には、サイバーセキュリティ法や報道法といった大型法案に加え、人工知能法やデジタル変革法など、新しい分野の法案も含まれています。

開会の挨拶で、チャン・タイン・マン国会議長は次のように述べました。

(テープ)

「これは国会会期の歴史上最大の立法作業量であり、法律は一歩先を行き、革新と創造の道を開き、国民の生活と利益を政策の尺度とするという精神を生き生きと証明するものです」

膨大な作業量をこなすため、今回の会期では運営方法も工夫されています。会期を途中で区切らず、関連する議題はまとめて討議するほか、説明時間を短縮して討論の時間を増やします。また、立法作業に集中するため、直接の質疑は行わず、これまでの決議の実施状況について討議することになっています。

20日午前の開会式では、ファム・ミン・チン首相が経済・社会発展計画の実施結果を報告したほか、午後には国家主席や首相らが任期の総括報告を行います。

(VOVWORLD)


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