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ベトナム各地 隔離措置を徹底

 新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で、ベトナム各地は、隔離措置を徹底させてゆく方針です。

2日午後、北部ニンビン省は、韓国から帰国した98人に隔離措置をとることにしました。これらの人たちは韓国に滞在していた留学生と労働者で、2日東北部クアンニン省のバンドン国際空港を通じて入国したニンビン省と周辺地方の住民です。ニンビン省は、隔離施設の設備や人材を既に確保し、隔離に必要な条件を整えています。

一方、同日、南部カントー市にあるカントー国際空港は韓国からの飛行機3便の着陸を許可しました。これらの飛行機の乗客全員は、メコンデルタの隔離施設であるソクチャン省軍事学校で隔離され、隔離に必要な費用は国が負担します。

他方、2日、南部ビンロン省新型感染予防対策指導委員会は会議を開き、感染流行地域から帰国した人の隔離作業について話し合いました。同省の保健当局によりますと、現在、ビンロン省は、韓国から戻った241人を隔離しており、その中で、韓国の新型肺炎流行地域に住んでいた24人は別の場所に隔離しているとしています。

一方、南部バクリエウ省の保健当局は、隔離施設の設備と人材を既に確保しており、1日現在、123人を隔離していると明らかにしました。

なお、ベトナム航空当局の指示により、ハノイのノイバイ国際空港とホーチミン市のタンソンニャット国際空港は3月1日正午から韓国発の航空機の到着受け入れを新たな通知が出るまで一時停止としています。これにより、韓国発の航空機は全て、東北部クアンニン省のバンドン国際空港、または中部ビンディン省のフーカット国際空港、南部カントー市のカントー国際空港のいずれかに着陸することになりました。
ソース:VOV

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