20日、国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループであるベトテルは北部港湾都市ハイフォンで事業活動を行っている台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)大手、ペガトロンへの5Gプライベート・モバイル・ネットワークの試験的な導入に成功したと発表しました。これはベトナム初のスマート工場となり、5G=第5世代移動通信システムの接続により自動化されました。
第1フェーズでベトテルはペガトロンの5つのアプリに5Gプライベート・モバイル・ネットワークを提供しますが、年末までに数千ものデバイスに 5G プライベートネットワークを提供し、コストダウンや収益の引き上げ、労働生産性の向上、労働環境の改善、労災の軽減などに役立つとしています。ハイフォン市人民委員会のホアン・ミン・クオン副委員長は次のように語りました。
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「同プロジェクトが完全に成功した後、ハイフォン市をはじめ、国内各地の各企業に繰り広げられるよう希望します。これを通じてデジタルインフラや通信サービス、ハイテク製造業の発展の促進が図られるでしょう」
なお、プライベート5Gとは、帯域幅を企業に提供する、極めてセキュアなアクセス制限付きネットワークで、高度に特殊化およびカスタマイズされたアプリケーションに対してのみ動作するため、レイテンシの問題が発生しにくくなっています。
(VOVWORLD)