10日午後、ハノイで、ボー・バン・トゥオン国家主席は任期満了の挨拶に訪れた在ベトナムフランス大使館のニコラス・ワーネリー大使と会見を行いました。
席上、トゥオン国家主席は、双方が引き続きハイレベルの相互訪問と国民の交流を強化し、両国の協力の潜在力を最適化するために、フランスに対し、EVIPA=ベトナムとEU=欧州連合との投資保護協定を早期に批准するよう提案しました。
トゥオン国家主席は、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)の問題に対するフランスの立場を高く評価した上で、フランスに対し、この海域の安全保障、航海と航行の自由の確保、国際法に則って、あらゆる紛争を平和措置で解決するというベトナムを含めたASEAN=東南アジア諸国連合の立場を支持していくよう希望を表明しました。
この機に、トゥオン国家主席はニコラス・ワーネリー大使を通じて、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がベトナムを早期に訪問するようとの招待を伝えました。
一方、ニコラス・ワーネリー大使は、「マクロン大統領はあらゆる分野における両国間の包括的な協力について話し合うため、トゥオン国家主席と再会したいとの意向がある」と述べるとともに、「フランスはハノイにおけるフランス風建築遺産の保存のため、ベトナムと協力する用意がある」と明らかにしました。
(VOVWORLD)