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ベトナム・オーストラリア 戦略的パートナーシップを深化

18日、ベトナムのファム・ミン・チン首相とオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は電話会談を行いました。
ベトナム・オーストラリア 戦略的パートナーシップを深化 - ảnh 1(写真:VGP/Nhật Bắc)

会談で、チン首相はオーストラリア側に対し、パッションフルーツとザボン、エビを始めとするベトナムの果物と水産物の輸入に便宜を図るとともに、ベトナムの複数の商品に対する反ダンピング調査を中止するよう提案しました。

また、オーストラリア政府に対し、ベトナムの再生エネルギーやハイテク農業、通信、インフラ整備、サプライチェーンの確保、財政・金融などの分野への投資をオーストラリア企業に働きかけるよう訴えました。そして、チン首相は、オーストラリアに進出しようとするベトナム企業、およびオーストラリアに在住のベトナム人に有利な条件を提示するよう呼びかけました。

一方、アルバニージー首相は、ベトナムはオーストラリアにとって重要なパートナーの一つであると述べ、オーストラリアはベトナムとの戦略的パートナーシップの強化を重要視していると明らかにしました。また、同首相は、両国は、ベトナム・オーストラリア経済協力強化戦略の展開をさらに促進するとともに、教育や農業、航空 などの分野における協力をさらに拡大する必要があると述べました。

会談で、両首相は、気候変動対応や、デジタルトランスフォーメーシ、エネルギー転換、ハイテク農業、インフラ整備、サプライチェーンの確保など、潜在力が大きい分野での協力を強化することで一致し、両国の関連省庁にこれらの分野での協力を進める対策を講じるよう指導しました。

ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、オーストラリアのアルバニージー首相は、ベトナムを含むASEAN東南アジア諸国連合の立場を支持し、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的措置で解決するという見解を共有しました。


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