食・料理

ベトナムの揚げ春巻き

揚げ春巻きはベトナム人だけが好きな伝統的な料理であるだけでなく、アメリカのCNN Travelに世界の観光客が選んだ素敵な料理のリストに入り紹介された。
揚げ春巻きの原料は、豚肉の薄切り、春雨、ニンジン、きくらげ、ネギなどの具である。その具を混ぜ合わせ、塩、胡椒、調味料などで味付けをする。それをライスペーパーで巻き油で揚げると出来上がる。揚げ春巻きは、ブン(米紛の麺)と一緒に食べると最高である。







揚げ春巻きの付けタレは、各地方によって異なり、ベトナムの北部では、ヌオックマム、水、青パパイヤのスライスを入れたタレで、中部と南部では、ヌオックマムに味醂と刻んだニンニクを混ぜたタレにつけて食べる。



この料理の名前は北部でネムザン、中部でチャーラム、南部でチャゾーと呼ばれ、ライスペーパーも北部、中部、南部で違う呼び方をする。

豚肉の他、海産物、エビ、果物なども具として使われる。揚げ春巻きはベトナム人の伝統的な毎日の料理だけでなく、ベトナムの北部、中部、南部のテト(正月)の時、祖先に供える料理でもある。ベトナム人にとって、揚げ春巻きは不可欠で、人気のある料理である。






文、撮影:グエン・ルアン


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