食・料理

ベトナムのタインホア省のバイン・クオン

マー川の砂洲に形成されたタインホア省は2千年前 輝かしい文化の功績を収めたドンソン時代、ここの人々は米から多くの料理を作った。その中、バインクオンはその料理の一つである。
バインクオンの原料は、うるち米である。うるち米は、タインホア省のヴィンロック、イエンディン、ティエウホア、ホアンホア地域で穫れれる米が選ばれた。米は一晩5時間から8時間水に漬け、其の後水を切り粉状にし、少量の水を混ぜ白い水溶液になる。その水溶液は1晩寝かされ熟成される。

1晩熟成された生地の液は釜の上に乗せた布の上で丸く伸ばされ蒸されてバインクオンが出来る。出来上がったバインクオンに中身の具を載せ巻くと出来上がりである。


バインクオンに入れる具は海老、豚肉、スライスした揚げ豆玉ねぎなどで、生地が破れるの防ぐために米粉を塗す。


バインクオンの具材


バインクオンの生地

バインクオンを上手に巻く


巻き上がったバインクオン

特に、バインクオンはマー川の海老を入れる。皿に盛ったバインクオンに揚げたスライス豆玉ねぎを掛けて出来上がる。

バインクオンはヌオックマムを付け、挽肉、ゾーと一緒に食べる。ヌオックマムは、タインホア省で獲れた魚を発酵させた独特のヌオックマムである。

文、撮影:チャン・タイン・ザン

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