スタンダードチャータード銀行がこのほど発表したベトナムのマクロ経済に関する最新レポートの中で、ベトナムの2023年のGDP国内総生産成長率は7.2％になると予想されています。同銀行によりますと、貿易収支の改善や、FDI外国直接投資の実行額増加はベトナムの経済成長に前向きな影響を与える要素であるということです。

一方、HSBC香港上海銀行ベトナムは、2023年に、アメリカや欧州などのベトナムの主な輸出市場における消費需要が減少することにより、ベトナムの生産と輸出にマイナス影響が及ぼすものの、ベトナムの経済は引き続き力強く成長し、アジア地域上位に入ると予想しています。

ベトナムの2023年の経済成長について、大手資産運用会社ビナキャピタルの最高経営責任者グエン・ホアイ・トウ氏は次のように明らかにしました。

（テープ）

「政府の決意により、2023年の公共投資支出実行額は昨年より急増すると期待されています。その一方で、中国の経済活動の完全な再開はベトナム経済に一定の利点をもたらすでしょう。私たちはベトナムの今年のGDPの成長率が6％に達すると予測しています。この成長率、および国会の目標値6.5％は他の東南アジア諸国と比べて、高いと言えるでしょう」