現地時間の28日午後、イギリスを公式訪問中のトー・ラム党書記長は、オックスフォード大学を訪問しました。
同大学の指導部との会合でトー・ラム書記長は、ベトナムがイギリスを21世紀における協力規範を共に策定するための長期的な戦略的パートナーと見なしていることを強調しました。
トー・ラム党書記長によりますと、今後、両国は、基礎科学、応用科学、ハイテク技術、生物医学、公衆衛生、高等教育、都市ガバナンス、エネルギー転換、金融サービスといったイギリスの強みと、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーション、人材の能力向上、開発管理の刷新、ベトナムにおける社会主義志向の市場経済体制の完成といったベトナムのニーズとの間で、協力を推進する必要があります。それは単なる「技術移転」にとどまるものではなく、まさに「未来を共に創出する」協力です。知識と政策を結ぶ伝統を持ち、世界中に影響力のある卒業生ネットワークを擁するオックスフォード大学こそが、このプロセスにおいて具体的かつ重要な役割を担うことができるとしています。
これに先立ち、トー・ラム党書記長は、AI人工知能と半導体チップに関するイギリスと世界各国のハイテク専門家との座談会に出席し、発言を行いました。
席上、トー・ラム党書記長は、ベトナムが常に、AI時代において新しいモデルと新しい価値を創造するための、専門家や科学者による先駆的かつ画期的なアイデアを歓迎し、受け入れ、試行する準備ができていると明らかにしました。また、専門家らに対して、ベトナムのAIと科学技術の開発に協力し、支援することを次のように期待しています。
(テープ)
「国家AI戦略の策定、デジタルインフラとイノベーションエコシステムの開発における知識と経験の共有。医療、スマート農業、デジタル教育などの重点分野における投資、技術移転、AI応用の促進。ベトナムが、創造的で自立した経済を構築できるよう、科学技術、特に新しい先駆的な分野における主要プログラムを共に成功させるためのサポートを行って欲しいです」
この機会に、書記長は、科学技術、人工知能の分野で豊富な経験を持つ専門家や科学者をベトナムに招待し、ベトナムの科学技術政策の策定と実施を行う関係機関と、より多くの時間をかけて意見交換し、直接作業を行う機会を提供したいと述べました。
(VOVWORLD)