20日午後ハノイで開催された外務省の定例記者会見で、レ・ティ・トゥ・ハン報道官はＣＯＣ＝海上行動規範に関する交渉プロセスに関する情報を提供しました。

これによりますと、10月1日から3日に、カンボジアで、ＤＯＣ＝海上行動宣言の履行に関わるＡＳＥＡＮ=東南アジア諸国連合・中国合同作業部会の第37回会合が行われました。席上、双方は、ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）状況や、ＤＯＣの履行、ＣＯＣ草案の制定について協議しました。

ＡＳＥＡＮと中国はいずれも、この海域での平和・安定・安全保障・航行の自由確保の重要性を再確認するとともに、状況を複雑化させる行動をしないことや、紛争を1982年国連海洋法条約を含め国際法に従って平和措置で解決することなどを強調しました。また、双方はＣＯＣの早期制定を望むことを再確認したということです。