2日午後、ハノイの外務省本部でブイ・タイン・ソン副首相兼外務大臣は、ドイツのヨハン・ヴァーデフール外務大臣と電話会談を行いました。
会談でソン副首相は、今後、政治・外交、貿易・投資、科学技術、教育・人材育成、持続可能な開発、そして草の根交流などの分野において、ベトナムとドイツの戦略的パートナーシップをさらに深め、実質的に発展させるための主要な方向性を提案しました。
両大臣は、互いの市場への進出を促進し、ベトナムとEU=欧州連合との投資保護協定の早期批准を目指すとともに、クリーンエネルギー、ナノテクノロジー、量子技術、半導体、デジタルトランスフォーメーションといった分野における科学技術協力を、二国間関係の新たな柱とする方針で一致しました。さらに、教育・職業訓練の分野でも連携を強化していくことを確認しました。
両国は、今年迎える外交関係樹立50周年を記念し、実効的な記念行事の開催に向けて引き続き緊密に協力し、各レベルでの往来を着実に準備していくことでも合意しました。
また、ベトナム東部海域(南シナ海)問題に関して、両大臣は、国際法および国連憲章に則り、対話を通じた平和的な手段で紛争や対立の解決を促進していくことの重要性を再確認しました。
(VOVWORLD)