13日午後、ハノイの政府本部でチャン・ホン・ハー副首相は(EIB)欧州投資銀行のニコラ・ベア副総裁と会見しました。
ハー副首相は会見で、ベトナムとEU欧州連合の関係が「平和協力のモデル」であるとし、今後も双方の協力関係を一層発展させたい意向を表明しました。EUおよびEIBとの協力深化を重視する方針を伝えました。また、EIBによる融資支援が期待されるグリーンプロジェクトとして「メコンデルタにおける100万ヘクタールの高品質米生産と温室効果ガス排出削減を両立させる持続可能な開発計画」などの農業排出削減策や、都市鉄道・高速鉄道などのグリーン交通インフラ整備を挙げました。これらのプロジェクトは実施後、温室効果ガス削減量を数値化できるという特徴があります。
これに対しベア副総裁は、ベトナムの公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)実施への取り組みを高く評価しました。EIBが今後、グリーン交通・エネルギーインフラや中小企業の脱炭素化に向けた優遇融資に注力していくと述べました。同時に、グリーン金融の調達や再生可能エネルギー支援のための革新的な金融ソリューション構築に関し、ベトナム側と知見を共有していく姿勢を示しました。
(VOVWORLD)