29日、ハノイでトー・ラム党書記長は、在ベトナム・アメリカのマーク・ナッパー大使と会見し、「ベトナムは常にアメリカを戦略的に重要なパートナーとみなしている」と強調しました。
トー・ラム書記長は、両国の包括的な戦略的パートナーシップをより実質的に深化させ、協力分野における戦略的内容を強化していく意向を表明しました。その際、双方が互いの独立、主権、領土保全、政治体制を尊重するという基本原則に基づき、「独立・自主、全方位・多様化、積極的かつ能動的な国際統合」というベトナムの外交方針に沿って関係を発展させていくことで一致しました。
また、2025年がベトナムとアメリカの国交樹立30周年という重要な節目にあたり、両国が引き続き議題の実施に効果的に協力し、あらゆるレベルでの相互訪問を推進し、地域および世界の平和・安定・協力・発展を共に進めていくことを提案しました。
これに対し、ナッパー大使は、アメリカのドナルド・トランプ大統領の政権がベトナムとアメリカの包括的な戦略的パートナーシップを非常に重視していると述べました。そのうえで、両国が協力を一層強化し、実質的かつ効果的に関係を進めることで、両国国民に具体的な利益をもたらすことを期待すると強調しました。さらに、「強靭、独立、繁栄、自強のベトナム」は地域と世界の平和と安定に積極的に貢献しており、アメリカはこれを一貫して支持すると述べました。
(VOVWORLD)