VOVのワシントン支局によりますと、2月7日から16日に、ニューヨークで、国連の第60回社会開発委員会が開催されています。そのテーマは、「すべての人々の持続的な生活と福祉のための新型コロナウイルス感染症からの包摂的な回復：持続可能な開発のための2030アジェンダ達成を目指すあらゆる形式による飢餓・貧困解消」となっています。

クイ大使

席上、発言に立った国連駐在ベトナム代表団の団長を務めるダン・ディン・クイ大使は、「持続可能な貧困解消という目標を達成するように、食糧安全保障にかかわる問題を解決する必要がある」と強調したうえで、各国に対し、「貧困解消と国民の生計確保を中心に、政策と法的枠組みを制定していく必要がある」訴えました。

また、「ベトナムは国連の諸活動に参加する用意があり、食糧・食品に関わるインベンション・イノベーション拠点になる意向がある」と再確認しました。

クイ大使は国際社会や、開発パートナーに対し、債務危機を解決するために協力を強化していくようアピールしました。

この機に、クイ大使は、飢餓・貧困解消事業におけるベトナムの成果を紹介するとともに、「ベトナムは持続可能な開発目標を十分に実現させる決意である」と確認しました。