(VOVWORLD) - 28日午後、タイの首都バンコクで、APPF＝アジア・太平洋議員フォーラムの第30回総会は3日間の議事日程を終え、閉幕しました。
会議で出された共同声明によりますと、議会外交協力のほか、持続可能な回復のためのグリーン経済開発とデジタル経済、アジア・太平洋地域内の平和・繁栄の促進は重要な課題と見なされたとしています。会議では11件の決議が採択され、3件の決議は2023年フィリピンで開催される予定のAPPF総会で討議されるということです。第 30 回 APPF の枠内で、ベトナム代表団があらゆる活動に積極的に参加し、会議の成功に貢献したと評されています。政治・安全保障に関する討論会で、ベトナム代表団団長のブ・ハイ・ハー国会対外委員会委員長は演説を行い、4つの提案を出しました。
その中には、信頼醸成の強化や、各国の独立・主権・政治体制の相互尊重、ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）を含む海洋における平和・安定の維持、地域の平和・安定・発展に関する国際公約と国際法の履行、新型コロナウイルス感染症の抑制、伝統的および非伝統的な安全保障問題の解決における政府の協力強化などがあります。
ハー委員長は次のように語りました。
（テープ）
「第 30 回 APPF 総会は世界各国が新型コロナウイルス感染症を制圧し、社会経済回復に集中する背景の中で行われました。したがって、これは各国の議会が回復を目指す政策の展開、国民の生活水準の向上、持続可能な開発、環境保護、社会福祉などに関する経験を共有する良いチャンスだと思います」
この機に、ハー委員長はタイのチュアン・リークパイ国会議長とラオスのサイソンプーン・ポムヴィハーン国会議長、カナダ、カンボジア、オーストラリア、ニュージーランドの代表団と個別会見を行いました。これらの席で、ハー委員長は、ベトナム国会と各国の議会との協力関係を高く評価し、今後も引き続きその関係をさらに強化したい意向を表明しました。