席上、チン首相は、「ベトナムは常に、EU＝欧州委員会の役割を重視し、EUを最も重要なパートナーの1つとみなしている」と再確認しました。

また、双方間の全面的パートナーシップの良好な発展に喜びの意を表明したうえで、2022年、双方が既存の協力・対話メカニズムを再開することや、EUが農産物をはじめベトナム製品のEU市場への進出に有利な条件を作り出すこと、欧州委員会がベトナム産水産物に対しIUU＝違法・無報告・無規制漁業の防止対策が不十分として提示した警告（いわゆるイエローカード）の早期解除を検討すること、EU加盟諸国がEVIPA＝ベトナムとEUとの投資保護協定を早期に批准するよう促すことなどを提案しました。

一方、ティメルマンス執行副委員長はCOP26＝国連気候変動枠組条約第26回締約国会議で出されたベトナムの公約を高く評価するとともに、「EUは持続可能な発展プロセスにおいて、ベトナムと歩みたい意向があり、ベトナムと経験を分かち合い、支援していく用意がある」と再確認しました。