(VOVWORLD) -ロシアの情報セキュリティー企業「カスペルスキー」社は、銀行、オンライン決済システム、オンラインショップを狙ったサイバー攻撃に関し、ベトナムが東南アジア地域で最も安全な国であると評価しました。
先ごろ、ロシア国営メディア「スプートニク」の取材に対し、カスペルスキー社のYeo Siang Tiong東南アジア地域担当は、同社の最近の統計によりますと、ベトナムにおける銀行、決済システム、およびオンラインショップに関する詐欺事件の割合は他の東南アジア諸国と比べ低い水準にあると明らかにしました。
また、Yeo Siang Tiong氏は、「ベトナムにおける消費者のオンライン取引は日々改善されている。このことは、地域内でのモバイルバンキングと電子財布が急速に発展する中、金融取引とデータセキュリティに関する認識向上に向けたベトナム政府の尽力よるものかもしれない」としています。
アジア太平洋地域フィンテック・デジタルバンキングの2025年レポートは、デジタル経済ブームにより、ベトナムにおけるモバイル取引の割合が2025年までに300％増加すると予測しています。