3日、ニューヨークの国連本部で、国連安全保障理事会は、「衝突による食糧不足と食料安全保障の欠如」をテーマとしたオープンな討論会を行いました。討論会には国連加盟80か国以上の代表が参加しました。
討論会で発言に立ったベトナムのダン・ホアン・ザン国連大使は、安保理は、紛争による食料安全保障の欠如リスクを削減するために、紛争の根本的な原因の解決に、より効果的な役割を果たす必要があると述べ、安保理に対し、FAO国連食糧農業機関やWFP世界食糧計画などと緊密に連携し、紛争地域での食糧不足問題の解決、食料のグローバルなサプライチェーンの確保、世界の食料システムの補強に全力を尽くすよう提案しました。
また、紛争に関わる当事者に対し、国連憲章と国際法を尊重し、民間人の生活に必要なインフラを破壊しないよう訴えました。
そして、ザン大使は、ベトナムは地域の食料イノベーションセンターになるために取り組んでおり、世界の食料安全保障に貢献する用意があると強調しました。
(VOVWORLD)