14日~18日にかけて、オーストリアのウィーンで開催された第58回国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)(アンシトラル)会議にあわせ、ベトナムのレー・アイン・トアン外務次官率いる代表団が、国連の各機関との協力強化に向けた活動を展開しました。
17日、トアン次官とUNCITRAL(アンシトラル)のアンナ・ジュバン=ブレ事務局長は、2025年から2031年を対象とした協力覚書に署名しました。今後の協力は、グリーン経済およびデジタル経済の法的枠組みの構築、並びにベトナムにおける国際商取引法制度の整備促進を柱としています。また、15日に、UNCITRAL(アンシトラル)事務局と連携し、委員会の今後の議題に向けた「カーボン市場」の紹介イベントも実施されました。
一方、UNIDO=国連工業開発機関のズー・チーヨン副事務局長との会見で、トアン次官は、UNIDOによる政策助言、人材育成、グリーン・現代産業の発展支援、およびベトナムで展開中のUNIDOプロジェクトの効果的実施を提案しました。ズー副事務局長は、ハイテク導入、デジタル転換、イノベーション重視というベトナムの産業発展方針に賛同を示しました。
さらに、UNODC=国連薬物・犯罪事務所で、トアン次官は政策分析・広報部門ディレクターのキャンディス・ウェルシュ氏と会見を行い、2025年10月にハノイで予定されている「サイバー犯罪防止に関する国連条約」署名式開催のための支援協定に署名しました。
(VOVWORLD)