フォーラムの様子

「マクロ経済の基盤強化・持続可能な経済開発の促進」をテーマとした今年のフォーラムはホーチミン国家政治学院、党中央経済委員会、社会科学アカデミーの共催によるもので、国際情勢、およびベトナム経済の状況を包括的かつ客観的に分析し、ベトナムの社会経済開発を促進させる対策を提案することが狙いです。

フォーラムには、ファム・ミン・チン首相や、ブオン・ディン・フエ国会議長、ホーチミン国家政治学院のグエン・スアン・タン院長、党中央経済委員会のチャン・トゥアン・アイン委員長をはじめ、450人の代表が出席したほか、国内６大学の教師と学生合わせて600人以上がオンライン形式で参加しました。

フォーラムで、国内外の専門家や企業の代表、国際組織の代表らは、新型コロナの影響のほか、各国間の紛争により、食料の価格高騰や、インフレ率の上昇、サプライチェーンの途絶が世界経済に打撃を与えているものの、ベトナム経済は回復の軌道に乗っているとの見解で一致しました。

閉会式で発言に立ったブオン・ディン・フエ国会議長は、マクロ経済の安定維持を堅持する決意を強調するとともに、体制を完備し、リソースの活用と市場拡大を目指す方針を明らかにしました。

なお、ベトナム計画投資省は、今年の経済成長率は7％以上、インフレ率は4％以下になると予測しています。また、今年の貿易総額はGDP国内総生産の2倍にあたる7500億ドルに上る見込みであるとしています。

ソース：VOV