インド北西部のグジャラート州の州都ガンディーナガルで開催中のG20保健大臣会合の枠内で、17日と18日の両日、WHO世界保健機関とインド政府は第1回世界伝統医学会議を共催しました。
「一つの地球・一つの家庭・一つの将来」をテーマとしたこの会議で、世界各国の伝統医学専門家らは、2025年~2034年期の伝統医学開発戦略とその行動計画の作成について話し合いました。伝統医学を利用して薬品と化粧品の開発・製造・販売を行っているベトナムのサオ・タイ・ズオン株式会社のグエン・ティ・フォン・リエン副社長は、ベトナムの伝統医学奨励政策を紹介し、伝統医学は国民の健康ケアと増進に大きく貢献していると強調しました。
なお、第1回世界伝統医学会議は、伝統医学の開発に関するWHOの公約を示し、伝統医学にとって歴史的な節目となっています。WHOによりますと、現在、伝統医学の利用についてWHOに報告している国は170カ国とのことです。
(VOVWORLD)