6日夜、ハノイの政府庁舎でファム・ミン・チン首相は、ベトナムを訪問中の国際半導体製造装置材料協会(SEMI)の代表団および加盟企業の幹部らと会合を行いました。
代表団は、ベトナムで開催されている国際半導体展覧会「SEMI EXPO VIETNAM 2025」にも参加しています。
会合で出席者らは、科学技術を基盤とするベトナムの発展戦略、特に半導体産業への力の入れ方に強い印象を示し、ベトナム政府による半導体産業育成政策を高く評価しました。また、ベトナムへの継続的な投資意欲を表明するとともに、国内半導体エコシステムの構築と国際的な連携を強化し、ベトナムを地域および世界の半導体ハブへ発展させるための具体的な提案を行いました。
一方、チン首相は、同協会の提案に感謝を述べた上で、ベトナムは戦略的技術分野、特に半導体産業において技術の自立と競争力の確立を目指していると強調しました。政府はすでに「2030年までの半導体産業発展戦略・2050年ビジョン」および「2030年までの半導体人材育成計画・2050年ビジョン」を発表し、半導体を含む11の戦略的技術・製品分野を指定しています。また、ベトナムは2026年に初の半導体チップ製造拠点を稼働させ、遅くとも2027年までに必要なチップの設計・製造・試験を自主的に行うことを目標としています。
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「発展するためには、半導体分野での国際社会の協力が欠かせません。自らチップを生産し、自立・自強することができてこそ、持続可能な発展が可能になります。科学技術とイノベーションによってベトナムは持続的に飛躍し、半導体産業を速やかかつ安定的に発展させ、国家経済の推進力としていきます」
首相はまた、外国企業が単にベトナムに投資するだけでなく、半導体製造エコシステムの構築に共に取り組み、制度整備、インフラ投資、研究開発センターの設立を通じて「メイド・イン・ベトナム」の製品創出を支援することを期待すると述べました。
(VOVWORLD)