11日午前、政府庁舎で、レ・ミン・フン首相は、ベトナムを訪問中のJICA=国際協力機構の田中 明彦(たなか あきひこ)理事長と会見しました。
会見の様子
会見でフン首相は、ベトナムの工業化・近代化の推進に向け、科学技術や技術革新、生産性向上、競争力強化の分野を重点として、JICAによる政府開発援助(ODA)のさらなる支援を求めました。また、人工知能(AI)やデジタル・トランスフォーメーション(DX)分野における新たなODA融資の早期実施や、人材育成への協力を提案しました。
さらに、2026年から2030年までの協力案件リストの策定や、日越大学プロジェクトの推進、財務省・在ベトナム日本大使館・JICAによる三者作業部会を通じた案件の課題解決と地方協力の促進を提案しました。
これに対し田中理事長は、今後のODA協力の方向性として、「高度人材の育成」、「産業およびサプライチェーンの発展」、「制度・政策の整備」、「インフラ開発」の4つを柱とする協力案を提示したと説明しました。
また、科学技術分野は日本とベトナムの重要な協力分野であり、特に地球観測衛星「LOTUSat-1」の早期打ち上げに向けた協力を進めていく考えを示しました。
双方はこのほか、日越大学建設事業やハノイ都市鉄道2号線(ナムタンロン~チャンフンダオ間)などの主要プロジェクトの進展加速についても意見を交わしました。
[VOVWORLD]