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フック首相、メコン河国際委員会第3回首脳会議に出席

5日午前、カンボジアのシェムリアップで、「メコン河流域の持続可能な開発目標を達成するための共通努力の強化とパートナーシップの拡大」をテーマにしたメコン河国際委員会第3回首脳会議の全体会議が行われました。

会議にはグエン・スアン・フック首相、カンボジアのフンセン首相、ラオスのトーンルン首相、タイのプラユット首相が出席しました。席上、2014年の第2回首脳会議で出された公約の実施状況が点検され、今後の優先分野が定められました。今後の方向に関し、指導者らは加盟諸国の協力を促進し、チャンスを生かし、試練を乗り越えるよう力を尽くすとともにメコン河流域協力戦略の実施を進める決意を表明しました。また、メコン河国際委員会は地域の持続可能な開発目標の達成に向けて具体的な措置と協力方向を定め、ASEANやメコン・瀾滄江協力、大メコン圏協力などの協力体制を強化していく必要があるとしています。

会議で、フック首相は演説に立ち、「ベトナム政府の第一の関心事は気候変動がメコンデルタ各省に与えている深刻な影響や極端な現象への対応である」と強調するとともに、メコン河流域は人口の急増、水資源、土地、森林の超過的な開発、気候変動、自然災害などに直面していることから、メコン河国際委員会はメコン河の水資源や他の資源の持続可能な開発に集中するよう求めました。


「第1、1995年に調印されたメコン河流域の持続的開発協力に関する協定や関連する規定を完全に履行し、加盟諸国の公約の実施に対する監視と調整の役割を高めること。第2、流域地域の開発計画枠組みと加盟諸国の水資源の開発計画を調和させ、メコン河の水資源の持続可能な使用・管理に関する共通のプロジェクトを提出すること。第3、メコン・瀾滄江流域に関する情報、データを交換し、自然災害予報システムなどを設立することです。」

5日午後、フック首相一行は会議への出席を終え、帰国の途につきました。
ソース:VOV

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