席上、フエ議長は抗新型コロナワクチンの研究生産に関する科学的業績、中でも今年1月に行われた第1回Vinフューチャープライズ授賞式で表彰されたmRNAワクチンの開発研究に関する業績を強調し、2021年には、健康保護が人類の課題となったが、2022年から向こう数年は、「再生と再建」が課題となっているとの見解を示しました。

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「この賞は将来の人類の持続可能な生息地づくりに役立つ適応性が高い画期的な科学研究の著者を激励する働きがあります。また、これは国内外の科学者を緊密に結び付けるとともに世界の研究者、発明者が人類に貢献する多くの偉大な発明を現実化するためのチャンスでもあります。第1回授賞式で表彰されたカタリン・カリコ博士の発言のようにVinフューチャーを通じて、各国の科学者は国際統合に取り組むベトナムの姿勢に理解を深めるでしょう」

授賞式で、組織委員会は新分野研究の科学者、女性科学者、発展途上国の科学者に500,000 米ドル相当の 3 つの特別賞を授与しました。発展途上国の科学者のための特別賞を獲得したインドのThalappil Pradeep教授は金属ナノ粒子が接続された結合を切断し、ヒ素を地下水に運ぶことができることを発見し、非常に低コストで地下水の浄化に成功しました。

新分野研究の科学者のための特別賞を授与されたイギリスのHassabis 博士 と  アメリカのJohn Jumper博士は、人工知能をデコードする AlphaFold 2 システムに関する先駆的な研究により、タンパク質構造のモデリングに革命をもたらし、生物医学分野、医療、農業における画期的な開発につながりました。女性科学者のための特別賞を受けたアメリカのパメラ・クリスティン・ロナルド教授は長期の湛水耐性イネ品種の開発を促進するためのイネ遺伝子を使用して、水に浸かったままの長期間よく成長し、高い収穫量をもたらす遺伝子組み換えイネ品種を作成しました。

また、式典でフエ議長はグローバルネットワーク技術の接続における画期的な開発マイルストーンを達成したイギリスのデビッド・ニール・ペイン教授、ティモシー・ジョン・バーナーズ＝リー教授、アメリカのヴィントン・グレイ・サーフ博士、ロバート・エリオット・カーン博士、フランスのエマニュエル・デサーヴィア博士に、300万ドルを授与しました。