27日午後、ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領がハノイのノイバイ国際空港に到着し、ルオン・クオン国家主席の招きに応じて、3月27日から29日までの日程でベトナムへの国賓訪問を開始しました。
空港では、ドー・ドゥック・ズイ農業・環境大臣、ドー・フン・ヴィエット外務副大臣、ハノイ市人民委員会のズオン・ドゥック・トゥアン副委員長、ブラジル駐在ベトナムのブイ・ヴァン・ギ大使らが出迎えました。
ルーラ・ダ・シルバ大統領は、2025年にベトナムを国賓として訪問する最初の外国首脳であり、ブラジル大統領としての訪問は、2008年以来2回目となります。
今回の訪問は、2024年11月にファム・ミン・チン首相がブラジル・リオデジャネイロで開催されたG20サミットに出席した際、ベトナムとブラジルの関係が戦略的パートナーシップへと格上げされた背景のもとで行われるものです。この関係格上げは、両国間の協力が実質的かつ効果的に発展していることを示し、政治・外交分野における質的な飛躍を象徴するものです。
また、ルラ大統領の今回の訪問は、農業、科学技術、イノベーションといった主要分野における両国経済の補完性と重要性を改めて強調するとともに、貿易、経済、投資における新たな協力の可能性を広げる契機になると期待されています。
(VOVWORLD)