芸術

ハノイの人の肖像画を描く

ハノイの36の通りは、昔からの職人と職業を今も保存している。肖像画を描く職業は時が経つにつれて変ったが、年配の芸人のおかげで今も保存されている。
前世紀の1960年代、ハノイの旧市街におけるハノイの肖像画を描くことは当時の流行であった。ハンガン通り、ハンダオ通り、ハンドゥオン通りに数百軒の店が生まれた。ハノイの人々はグエン・ルック芸術者の才能を仰ぐ。カメラと印刷の技術の発展で、肖像画を描く職業は普及にならなくなっている。

ハノイの人々は、今ハノイの旧市街での肖像画に関心を持つ、ハンガン通り47番地にいるグエン・バオ・グエン氏、ハンドォン通り24番地にいるチャン・ヴァン・ティン氏は肖像画を描く職業を維持している。 
 
チャン・ヴァン・ティン芸術者は今では少なくなったハノイの肖像画を描く芸術者の一人である。

肖像画を描いているチャン・ヴァン・ティン氏
顔の微妙な部分を描くために、拡大鏡を使う
顔の画稿

ティン芸術者はお父さんから6歳の時、肖像画を描くことを教えられた。彼のお父さんが「肖像画を描く職業は収入は少ないが、人々に我慢強さをもたらします。後、肖像画を描く職業を維持しなくても、我慢強さに挑戦してください」と述べたことはティン芸術者は忘れられない。
前世紀の80年代、90年代においては、肖像画を描く職業で、収入を得ることは、多くの困難に直面した。お客は天然色写真、デジタル写真に興味を持った。その時期に、お客の注文がないとき、ティン氏は有名な写真を、肖像画に描いた。

Photoshop写真を撮る風潮は静まる。多くの人々は肖像画が人物の精神を正確に表現することを認識した。1999年、ドンダー(Dong Da)地区におけるグエン・ビン氏はティン氏が古い写真を肖像画で描くことを要求した。自分の経験で、ティン氏はこの写真を1ヶ月をかけて描いた。後、ビン氏は、この肖像画を見たとき、満足した。
以前、ハノイ旧市街地域において、ハンガン通り47号のグエン・バオ・グエン画家とハンルゥオン24号におけるチャン・ヴァン・ティン画家は肖像画を描く職業で、収入を得た。現在、グエン・バオ・グエン氏は高齢になり、肖像画を描かない。旧市街地域において、ティン氏だけは肖像画を描く職業で生活している。
 
チャン・ヴァン・ティン画家の肖像画作品
ヴォー・グエン・ザップ(Vo Nguyen Giap)将軍についての肖像画作品 

















ハノイ旧市街は外国人の面白い観光目的地である。それで、外国人はこの肖像画に興味をもつ。ティン氏によると、外国人が肖像画を描く方法を学ぶ要求がある。ティン氏のお客は多くの外国人がいる。外国人はティン氏に肖像画を描いてもらうために、電子メールで、自分の写真を送る。現在、彼の生活は安定している、でも、彼は心配することがある。彼は自分の娘に、肖像画を描き方を教えることに努力してきた。彼は「次の世代が肖像画を描く職業をしないと、私は安心しません。それで、今、誰かが、この職業を学ぶことを望み、私はこの職業を教えます。」と言った。 
文:トン・ティン(Thong Thien)
写真:タット・ソン(Tat Son)

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