芸術

ハット・ボイを保存・発展させる場所

ホーチミン市ハット・ボイ芸術劇場はハット・ボイを保存し、発展させる場所です。新型コロナウイルス感染症による一時的な休止の後、ホーチミン市ハット・ボイ芸術劇場ではハット・ボイの上演が正式に再開され、午前中にレー・ヴァン・ズエットとタオ・カム・ヴィエンで毎週土曜日と日曜日に一般向けに公演しています。



 

ホーチミン市ハット・ボイ芸術劇場はホーチミン市文化スポーツ局の指導の下、2020年から関連機関と協力し、ハット・ボイを地域の人々や国内外の観光客にハット・ボイの公演を行っています。 

新型コロナウイルス感染症に対する安全を確保するために、組織委員会は一回の観客数を30人にするよう指示しました。しかし、それは公演がハット・ボイに対する観客のつながりや愛を鎮めるためではありません。

ハット・ボイは決められた舞台形態で、各登場人物の個性をはっきりと表わす特別な戯曲の化粧。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

登場人物の個性に合わせて化粧する役者たち。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

すべて明確に決められている化粧の方法、形や色、衣装、立ち回りなどの動作。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

また、ずっと昔から南部の人々が平和と崇拝の儀式を行う時、ハット・ボイは不可欠な儀式の一つであったことを思い出さなければなりません。しかし、共同体の文化活動において公演はますます少なくなり、ハット・ボイが一般の人々、特に若者に紹介される機会は多くありません。ここで毎年行われるハット・ボイの公演はこの芸術の保存と人々に広く知らしめるのに貢献しています。

ホーチミン市ハット・ボイ芸術劇場の若者を訓練する上で重要な役割を果たしている功績者フウ・ザイン芸術家は「ホーチミン市ハット・ボイの芸術劇場はハットボイの保存、発展の任務を与えられました。タオ・カム・ヴィエンは見に来る人が多く、家族みんなでハット・ボイを楽しむことができます。将来、新型コロナウイルス感染症が終息し、観光が始まった時、国内外の観光客に観てもらうのに理想的な場所です」と述べました。

共通の基準があるハット・ボイの役者の衣装。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

ハット・ボイの役者の翼の後ろには陽気な笑顔。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

ハット・ボイの楽団。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

印象的に形作られた登場人物。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

ホーチミン市のハット・ボイ芸術劇場のディレクター代理を務めるボー・ホ・ホアン・ヴー氏によると、新型コロナウイルス感染症による四か月の休止期間中、役者たちはオンラインで積極的に練習し、古い演劇をレビューし、新しいパフォーマンスを身に付けたそうです。

劇のシーンの一つ。

撮影:トン・ハイ/ベトナム通信社

土曜日の朝はレー・ヴァン・ズエット墓(ビン・タイン区)、日曜日の朝はフン・ヴォン寺院の前庭(1区タオ・カム・の前)で定期的に市民と観光客のために公演を行っているホーチミン市ハット・ボイ芸術劇場。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル

毎年実施する定期公演により、今後も保存、

発展することが期待されているハット・ボイ。

撮影:トン・ハイ/ベトナムフォトジャーナル



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