バナナと豆腐のとろとろ煮た料理を言うと、ウナギの脂っこい匂い、メーのすっぱい味、マントンの特別な塩辛い味を嗅ぎたい。年中の寒い時期には、家族と仲間と共にこのウナギの料理を味わったら、口の中ではおいしく心の中では、温かく感じるであろう。この料理はご飯のおかずで食べるか、あるいはブン(ベトナムの麺)と共に食べる。
バナナと豆腐と共にとろとろ煮えたウナギの料理は複雑な材料が必要である。しかし、作り方は簡単であるので、家庭で作ることができる。ウナギの一番美味しい時期は秋である。この時期のはウナギは脂っこく、大きい。そのため、ベトナム人は常にこの時期になると、この料理を作り、友達にご馳走する。
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バナナと豆腐と共にとろとろ煮えたウナギと呼ばれる料理なので、一番大切な材料はうなぎに違いない。この料理のうなぎはバナナと豆腐の味を組み合わせた脂っこくうまい味がするように多くの調理段階を経る。ベトナムの女性はウナギ選びのコツを常にお互いに伝え合う。小さいウナギのほうが大きいウナギよりおいしく、脂肪分が多い。
まず、ウナギの腹を切り、その中の胃腸の部分を取って。捨てる。もっと工夫する人はウナギの血を保存し、バナナと豆腐と共にとろとろ煮る際、この料理の味をやわらかくし、良いにおいをさせるためにその血を入れる。
次は、料理に使う野菜選定である。確かに野菜選びでも料理の味が決まる。ラー・ロットの刺激する味、ザンの野菜の辛い味は非常にすっぱいメーに適切である。バナナと豆腐と共にとろとろ煮えたのウナギ料理はこの2つの種類の野菜を欠くと、美味しくなくなるし、味も何か物足りない感じがする。
うなぎはもともと生くさい魚であるが、バナナの苦い味と他の調味料とを組み合わせると、すばらしい料理になる。
ベトナムの他の煮るものと同様に、バナナと豆腐と共にとろとろ煮えたウナギの料理は土鍋で煮られる。その単純のように見える鍋は魅力的で多くのベトナムの美味しい料理である。ウナギ、バナナ、豆腐をサフランとまぜ、味をやわらかくするために豚肉の脂身を少し入れ、すべての材料が調味料と共に入り込んだらとろ火でとろとろと煮てできあがる。これは冬の寒い日によく食べられる美味しい料理である。
材料
・うなぎ:500グラム
・未熟のバナナ:5個
・豆腐:3個
・メー、サフラン
・長ネギ、ザンの野菜、ラー・ロット
・マントム、ヌォックマム
作り方
①うなぎをきれいに切り、内臓を取って、捨てる。4センチぐらいの長さに切って、塩とヌォックマムを入れる。
②サフランを小さくつぶし、マントム、メーと一緒に混ぜ、水を加えて、漉して、その汁を取る。
③バナナは1口のサイズに切る。
④豆腐を2センチに切る。
⑤うなぎに調味料が馴染むくらいに軽く炒める。それからすべての材料を鍋に入れ適量の水を加え、うなぎがやわらかくなるまでとろとろと煮る。
⑥細かくきざんだ長ネギ、ザンの野菜、ラー・ロットを入れる。
この料理は温かいうちにごはんかブン(麺類)と共に食べる。
文:ハー・アイン
写真:チャー・ミ