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ネットから子供保護する研究所 マクロン仏大統領が立ち上げ

(VOVWORLD) - マクロン氏は「オンラインのヘイトスピーチに対して闘ってきたように、われわれは子供たちを守り続けなければならない」と述べ、立ち上げる研究所は「規制当局、NGO、デジタル・プラットフォーム、学術界」間の「同盟」と説明しました。

フランスのマクロン大統領は10日、パリで「オンライン上で子供たちを保護する研究所」を立ち上げました。目的は、未成年者がネット・ポルノ、ネットいじめ、または暴力にさらされる機会が増えていることに対抗するもので「デジタル空間は無法地帯であってはならない。これはすでにテロに対して行ってきた戦い同様、子供たちを保護するレベルで継続しなければならない」とマクロン氏は述べました。

パリ平和フォーラムの年次総会でフランスの大統領府エリゼ宮に招待されたのは、主要なデジタル・プラットフォームと検索エンジン(メタ、マイクロソフト、グーグル、ティックトックなど)のフランス代表者、規制当局関係者、学術専門家、非政府組織(NGO)らで「子供のためのオンライン保護ラボ」プロジェクトへの協力を呼び掛けました。アルゼンチンのフェルナンデス大統領とエストニアのカリス大統領も同イニシアチブ立ち上げに参加しました。

マクロン氏は「オンラインのヘイトスピーチに対して闘ってきたように、われわれは子供たちを守り続けなければならない」と述べ、立ち上げる研究所は「規制当局、NGO、デジタル・プラットフォーム、学術界」間の「同盟」と説明しました。同研究所を通じて「規制の網を張り、子供たちをオンラインから保護するためのより良い方法」を特定しなければならないことを強調しました。

研究所は「複数のデジタル・プラットフォーム間で迅速かつ調整された方法で、未成年者とその家族の同意なしに流布された児童ポルノや性的コンテンツを削除する」方法を検討する必要があるとし、ツイッターの新しい所有者、イーロン・マスクに、このイニシアチブに参加するよう呼び掛けました。フランスは、ネット上での過激なイスラム聖戦主義思想の流布との長い戦いを経験しています。(世界日報)


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