食・料理

ナマコのブン・タン

ブン・タンは色彩豊かな洗練された料理で、ハノイ料理の粋な赴きが溢れています。ナマコのブンタンは料理人の巧みな技と多くの材料が合わさって食事を味わう人を心を奪う傑作ができるという新しい料理の痕跡を残しました。


モーベンピックホテル・ハノイのグエン・ティー・ゴック・クエン総料理長はナマコのブン・タンを創作した人物で、この料理はタンロン・ハノイ千年記念に際してベトナムが主催した国際的なパーティーで大評判になった料理です。ナマコのブン・タンはナマコ、鶏肉、干し海老、切り干し大根、ベトナムハム、鶏卵、うずらの卵、チキンパウダー、マントム、ラクサの葉、赤唐辛子、レモン、ホワイトビネガー、干し椎茸、干し玉ねぎ、白砂糖など20種類以上の具材と香辛料で作られています。

アツアツのうちに食べる出汁をかけたナマコのブン・タン。

ナマコのブン・タン。

ナマコは優れた食品であり、かつ栄養価の高い伝統的な薬でもあります。手間隙をかけて作ったブン・タンは美味しくて栄養価の高い料理になります。ブン・タンは三つの手順で作られます。まず豚骨と鶏肉でとった出汁で干し海老とナマコで煮込むのが最も重要です。下準備として茹でたエビの皮をむいて軽く叩き、乾燥玉ねぎ、香辛料で炒めます。

モーベンピック ホテル ハノイ

ハノイ市リー・トゥオン・キエット通り83A号。

電話: 024.38222800

 

ベトナムハム、薄切り卵焼き、うずらのゆで卵の皮を剥いて半分に。ラクサの葉、ねぎ、唐辛子、レモン、切り干し大根などの他の材料は事前に洗っておきます。次にスープから骨と干し海老と甘い椎茸の香りがしたら、魚醤とスパイスで味を調えます。手の込んだシェフは最高の出汁をとるために、甘さと風味を強める干しスジホシムシ5つを出汁に追加します.

出汁ができたら、盛り付けます。湯通ししたブンをお椀に取り出し、その上に細切りチキン、ベトナムのハム、錦糸卵、茹でたウズラの卵、細切り椎茸、干し海老、細切りナマコ、酢と砂糖で和えた切り干しダイコン、刻んだラクサの葉、スライスした唐辛子、刻んだねぎなどの食材をのせます。熱くなった出汁を注げばナマコのブン・タンの完成です。この料理にはマントム、レモンが添えられています。

ナマコのブン・タンの盛り付け方、飾り方がまるで芸術品のように美しく、その美味しさと魅力に思わず誰もが食べたくなる逸品です。この料理はハノイを訪れるすべての旅行者に味わって欲しい「究極の名物」と言われています。

文、写真:チャン・タイン・ザン/ベトナムフォトジャーナル



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