30日午前、ハノイで、ベトナム人民軍党委員会の2025年~2030年期の第12回代表大会の正式会合が開催されました。本大会は、新時代における軍隊の建設と発展の任務にとって極めて重要な節目となります。
席上、中央軍事委員会の書記を務めるトー・ラム書記長は、演説に立ち、「軍が党と国家の軍事・国防路線、特に全国民あげての国防体制の構築という路線、平和的・自衛的な性格を持つ国防政策を揺るぎなく堅持するとともに、人民に依拠し、人民を根幹、主体、そして祖国防衛事業の中心とする方針を真に実行する必要がある」と強調しました。また、祖国防衛事業における軍の中核的な役割を最大限に発揮し、人民および政治システム全体と共に、強固で近代的、十分な潜在力と強さを持つ全国民あげての国防体制を築き上げ、祖国を堅固に守り抜くことを求めました。
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「軍隊を政治的に強固に建設し、軍に対するあらゆる面での党の絶対的かつ直接的な指導の堅持・強化に貢献しなければなりません。これは、人民から生まれ、人民のために戦い、人民と血肉を分かち合う革命的な軍隊を建設する上で、不変の原則です。その中で、中央軍事委員会、国防省、および全軍の各レベルの党委員会と指揮官は、将兵の政治的・精神的要因の育成に特に関心を払い、軍が常にマルクス・レーニン主義、ホー・チ・ミン思想、党の路線を固く守り、民族独立と社会主義の目標を揺るぎなく堅持し、党・国家・国民の絶対的に忠実で信頼できる政治・戦闘力であり続けることを保証する必要があります」
トー・ラム書記長によりますと、現段階において、将校と兵士が非伝統的な安全保障上の課題に迅速かつ効果的に対応できるよう、軍に対する教育、訓練、鍛錬を強化する必要があります。また、二国間および多国間の両レベルでの国防協力を推進し、各国との国防関係・協力を調和的かつ柔軟に扱い、平和と安定の環境を維持し、早期かつ遠隔からの祖国防御を徹底すること、国連平和維持活動、捜索救難、災害救援活動に引き続き効果的に参加することが求められています。
(VOVWORLD)