1日午前、ハノイで、科学技術省と財務省の共催により「国家イノベーション・デー」を記念式典が開催されました。
式典には、トー・ラム書記長、ファム・ミン・チン首相をはじめ、企業、研究機関、大学、投資基金、国際機関などから約800名の代表が出席しました。
式典で、トー・ラム書記長は「ベトナムには、科学技術・イノベーション・デジタル転換を最優先の突破口、発展モデル革新の主な原動力とする以外に道はない」と強調し、次のように述べました。
(テープ)
「直ちに半導体、人工知能、ビッグデータ、サイバーセキュリティ・暗号技術、バイオ・医療技術、新素材、新エネルギー、エレクトロニクス、センサー、ロボットなど、11の戦略的先端技術の開発を推進する「行動プログラム」を具体的なロードマップに沿って展開すべきです。さらに、クラウド、スーパーコンピューティング、データセンター、5G・6Gネットワークといった基盤的デジタルインフラの整備を急ぎ、主要技術における国内比率を高め、主体性を確保しながら国際協力を拡大しなければなりません」
また、トー・ラム書記長は大学や研究機関に対しては、研究成果の技術移転を加速し、研究グループがベンチャー企業を立ち上げられる環境を整備することで、急成長するテクノロジー企業群を育成し、やがて「ベトナムブランドのユニコーン企業」が誕生することを目指すよう提案しました。
閉会の挨拶で、ファム・ミン・チン首相は各省庁・地方行政府に対し、行政手続きの障害を排除し、あらゆる組織・個人のイノベーションの自由な空間を保障するよう要請しました。同時に、国際機関に対しては、政策・法制度、人材・インフラ、技術移転資金面での支援を呼びかけ、とりわけ戦略的技術や優先分野での研究開発拠点形成に協力するよう希望を表明しました。
(VOVWORLD)