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トー・ラム書記長「ベトナムは信頼できるパートナー、国際社会の責任あるメンバー」

韓国を国賓として訪問中のトー・ラム党書記長は、11日午後、延世(ヨンセ)大学を訪れ、「平和、繁栄、協力、発展のためのベトナム・韓国の包括的な戦略的パートナーシップの強化」をテーマに政策演説を行いました。

トー・ラム書記長は、ベトナムが現在、直面している重要な段階での努力は、国の大きな願いを実現するための戦略的かつ決定的な意味を持つとの見解を述べました。その願いとは、党創立100周年を迎える2030年までに、近代的な工業国、高位中所得国となり、そして建国100周年を迎える2045年までに、高所得の先進国となることです。この道のりにおいて、韓国政府と国民が常にベトナムに寄り添い、支持し、支援してくれることを期待していると述べました。

トー・ラム書記長は、今後、両国関係をさらに発展させるための5つの方向性を明確に示しました。

(テープ)

「一つ目は、政治的信頼と相互理解の強化を最も重要な基盤とすることです。これにより、包括的な戦略的パートナーシップをより深く、実質的かつ効果的なものにしていきます。 二つ目は、経済・貿易協力を最優先事項の中心に据え、その役割を最大限に発揮することです。 三つ目は、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、人材育成協力を両国関係の新たな柱とすることです。 四つ目は、文化、観光、教育訓練、労働、人的交流協力で新たなブレークスルーを生み出すことです。 そして五つ目は、国連を中心とするルールに基づく国際秩序を構築・強化するため、多国間フォーラムで緊密に協力することです」

 

トー・ラム書記長はまた、韓国企業が最先端分野への投資を拡大し、ベトナムでバリューチェーンに沿った専門的な生産複合施設を建設することは、両国に戦略的な共通利益をもたらすと強調しました。交通、エネルギー、デジタル、気候変動適応などの戦略的インフラ開発における韓国との協力プロジェクトは、ベトナムのインフラの強靭性を高めることになります。

この場で、延世大学のイ・スンチャン総長は、トー・ラム書記長に名誉博士号を授与しました。また、同日午後、ソウルでトー・ラム書記長は韓国のキム・ミンソク首相と会見しました。

(VOVWORLD) 


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