現地時間の2日午後、アイルランドを国賓訪問中のトー・ラム党書記長・国家主席率いるベトナム代表団はアイルランドの大学ランキングで1位であるトリニティ・カレッジ・ダブリンを見学しました。
ここでトー・ラム党書記長・国家主席は「新時代におけるベトナムとアイルランドの友好と協力のビジョン・平和、協力、発展に向ける」をテーマにした演説を行いました。その中で、外交関係が樹立されてから、およそ30年間が経ち、ベトナムとアイルランドとの友好と多面的な協力関係が日増しに発展している。ベトナムは国際社会の積極的なメンバーであり、イノベーションに先駆し、世界のエリートの起源であるアイルランドとの関係を重視していると強調しました。また、両国は新たな開発スペースを主体的に作成し、自主性と自立心、およびグローバルな試練への対応力を高め、世界の平和、協力、発展へのベトナムとアイルランドの貢献を拡大する必要があるとしています。
(テープ)
「国際社会の積極的で責任のあるメンバーとして、ベトナムとアイルランドは多国間協力、国際法、中でも紛争の平和的解決の尊重、武力による威嚇、又は武力の行使の回避を促進する必要があります。また、国連の役割を向上させ、人類の平和、安定、安全保障、発展のために新たなアイディアを提出し、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に従って、海上の安全保障と海上・上空の自由航行の確保にさらに貢献しなければなりません。そして、投資・貿易の自由化を進め、公平、明確、平等を基礎とする新たな国際経済協力枠組みの設立に参加する必要があります」
この機に、トー・ラム党書記長・国家主席は18世紀に設立されたアイルランドの図書館を見学し、1916年のアイルランド独立宣言の紹介に耳を傾けました。
(VOVWORLD)