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トゥオン国家主席 参衆両院で演説

現地時間の29日午後、日本を訪問中のボー・バン・トゥオン国家主席は参衆両院で演説を行い、これには両院議長をはじめ、議員ら400人が出席しました。

席上、トゥオン主席は「文化、歴史、人間に関する類似点や、数千年にわたった両国国民の交流はベトナムと日本との絆を深めるものとなっている」と強調し、日本はあらゆる分野でのベトナムの重要なパートナーであり、困難な段階にもベトナムを大いに支援してきたとしています。また、両国の良好な関係には両国の各世代の指導者の大きな貢献があるとし、次のように語りました。

(テープ)

「何世代にもわたり、両国の指導者により培われてきたベトナム・日本関係は両国の貴重な財産となっています。日本の参衆両院の議員の3分の1は日本・ベトナム友好議員連盟のメンバーであり、両国を結ぶ懸け橋としての役割を担っています」

また、トゥオン主席はアジアと世界の平和と繁栄のための「包括的な戦略的パートナーシップ」の樹立に関する共同声明について触れ、これは両国関係に新たな一ページを切り開くとし、次のように語りました。

(テープ)

「この新たな枠組は両国の協力空間の拡大に役立ちます。また、二国間だけでなく、地域と世界規模、伝統的な分野だけでなく、気候変動対応、クリーンエネルギー、デジタルトランスフォーメーション、外国直接投資、グリーンファイナンス、新世代ODAなどの分野をも網羅します」

同日午後、トゥオン主席夫妻は額賀福志郎衆議院議長や尾辻秀久参議院議長と会見しました。その後、トゥオン国家主席は福岡駐在ベトナム総領事館を訪れ、幹部、職員や九州地方在住ベトナム人コミュニティの代表と懇親を深めました。

(VOVWORLD)


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