チン首相（中央）

21日、計画投資省は世界銀行、国際金融公社、及び、ベトナム企業フォーラム連盟と連携して、「新常態におけるサプライチェーンの回復と発展」をテーマにしたベトナム企業フォーラムを開催しました。

会議で発言に立ったグエン・チ・ズン計画投資大臣によりますと2021年、ベトナムは複数の重要な成果を収めました。それらは、安定したマクロ経済が維持され、インフラが抑制され、輸出入額は前年同期と比べ22.6％増に当たる約6700億ドルに達し、過去最高となっており、ベトナムへのFDIの誘致総額は9.2％増でした。その他、ベトナムは、世界で新型コロナウイルスのワクチン接種率が最も高い6カ国の一つであるということです。

一方、フォーラムで発言に立ったファム・ミン・チン首相は、「2022年はベトナムにとって2030年までの目標や戦略的方針を遂行する為の極めて重要な意義を持つ年である。ベトナムは、ドイモイ刷新事業が実施されて以来、国の総合的力、潜在力、地位、威信という礎に基づいた発展のチャンスに恵まれている。これは、政府と企業が共に困難を乗り越える為の本領、創造力、適応能力を示す時点である」と明らかにしました。

また、チン首相は、「当面、ベトナムは、社会経済の回復・発展プログラムと新型コロナウイルスの予防対策プログラムを両立させて、効果的に実現すると共に、ワクチン接種運動を加速させる必要がある。マクロ経済の安定化、経営投資環境の改善、デジタル転換の促進、デジタル経済や、デジタル社会、グリーン経済、循環経済などの発展、気候変動への適応を継続してゆく。同時に、新常態におけるサプライチェーンの回復、物品流通、経営生産活動の円滑化、疫病対策の強化、行政手続きの簡素化などを集中的に行う必要がある」と強調しました。

ソース：VOV