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チン首相:「ベトナムとフランスの企業は共に協力し、共に発展を」

現地時間の11日午前、フランスの首都パリでファム・ミン・チン首相は、ベトナム・フランス・ビジネスフォーラムに出席しました。

このフォーラムは、ベトナム財務省、在フランス・ベトナム大使館、そしてフランスの最大経営者団体フランス企業運動(MEDEF)の共催により行われたものです。

フォーラムで演説を行ったチン首相は、ベトナムが現在、制度改革、近代的で円滑なインフラの整備、人材の質の向上に注力しており、今年の経済成長率を8%に、さらに今後は2桁の成長を目指していると述べました。そのうえで、フランス企業に対し、ベトナムへの投資と協力を呼びかけ、「共に協力し、共に発展する」ことを強調しました。また、従来の潜在分野に加え、文化やエンターテインメント、観光インフラといった分野でも、両国企業間の幅広い連携を提案しました。
チン首相は次のように語っています。
(テープ)

「フランスは私たちの先人たちと共に、サパ、タムダオ、サムソン、ダラット、ニャチャンといった観光地を見出してきました。これらはフランスの皆さんにもよく知られた場所です。私たちは、それらの観光地を現代の流れに合った形で発展・拡充していくべきです。特に文化については、内なる力としての重要性を強調したいと思います。文化を推進し、海洋空間、宇宙空間、地下空間といった新たな領域の開発にも取り組む必要があります」

また、チン首相はベトナム側の各省庁や地方行政府に対し、新たな投資プロジェクトの円滑かつ効果的な実施を図るため、障害となっている課題の早急な解決を指示しました。

フォーラムでは、両国の政府機関や企業関係者の立ち会いのもと、航空、テクノロジー、医薬品、運輸、エネルギーの分野における6件の協力に関する覚書が交わされました。

(VOVWORLD)


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