ファム・ミン・チン首相は11日、違法漁業対策の会議を開き、「手段を選ばない漁獲を即座にやめるべきだ」と強く訴えました。
ベトナムの漁業は、違法・無報告・無規制の、いわゆるIUU漁業への対応が不十分だとして、EC欧州委員会から「イエローカード」の制裁措置を受けています。
会議では、先週1週間で無許可漁船や条件を満たさない漁船が減少するなど、対策に一定の成果が出ていることが報告されました。
チン首相は、今年中のイエローカード解除に向けて、IUU漁業との断固とした戦いを続ける決意を表明しました。各省庁や地方行政府のトップに対し、違反の再発や対策の遅れがあれば直接責任を負うと明言しました。
その上で、ベトナム水産業の持続可能な発展のため、トレーサビリティを確保した「責任ある漁獲」への転換を求めました。
(VOVWORLD)